MOSAIC.WAVの歌で結構好きなのが「ギリギリ科学少女ふぉるしぃ」なのだが、それにカップリングされているのがこの「0hzの恋人」

いい歌なのだが、いつもこの歌詞の一節が気になって素直に聴けないのです。

君のリアクションはまだ 0Hz未満?だけど 私の胸のチャンネルは いつもいつも君を見てる

多分、この歌詞はリアクションが全然ない〜、ということが言いたいのだろうけど、ヘルツというのは振動数を示すわけで、つまり、1Hzだと一秒間に一回の振動があることになる。0Hzだと全く振動していないということで、「0Hz」という表現はまだ良いとする。ただいただけないのが「0Hz未満」という表現。

0Hz未満というのはありえない、というのも例えば、0.5Hzであれば、1Hzと比べると1/2Hzということで、1Hz未満という表現が使える。これを当てはめてで0Hzと比べても1/0Hzには0除算になってできないので、0Hz未満という表現はこの世に存在しない。

0より小さいとなると負数になるが、振動に負数は適用されないので意味がない。敢えて適用するとすると位相が反対の振動になるんだろうけど、その場合、今度は小さくなればなるほど大きくなってくるので0Hz未満〜ということを憂いているこの歌詞は成立しなくなる。

「ギリギリ科学少女ふぉるしぃ」が疑似科学をテーマにしているのでこれもそうなんだろう、と解釈すればそれでいいんだろうけど。