日本国外に住んでいて、GSMや3Gでスマフォを使っている人はかなりセキュリティ強度に問題があるので、VPNのサービスを買うことをおすすめする。スマフォであればVPNに繋がるし、その値段も月々だとコーヒー一杯分程度。PCでも使えるので公共Wi-fiからつなげるのにも使える。(あと、近くのカフェにあるサービスはかなり誤検知が多いパレンタルフィルタかけてるので、それを回避するためにも使ってる……。)
なぜ日本国内だとおすすめ出来ないか、というと、簡単な話、日本にゲートウェイを持っているVPNサービスというのが皆無なので使えないサービスがあるかも、という見地で。(ただ、多くのVPNプロバイダは購入者の国は問わない場合が多い。)
もちろんVPNオペレーターが悪意を持っていれば通信を覗き見ることは可能ではあるけどそれは電話会社でも、Wi-fiのオペレーターも同じなので。(また、特に最近は電話会社に対する政府機関などからの盗聴なども強いため、こちらを信頼するのも危険だったりする。)
最近は一部ISPの6ストライク制度の開始などにより、ログを残さないことをうたっているVPNも急増しているのでそういう口から探すのもいいかもしれない。
個人的にも結構いろいろと吟味したので、VPNの選び方も書いておこう。
1.対応プロトコル
対応しているプロトコルは多いほどいい。PPTPとIPSec/L2TP対応しているところが多いけど、LinuxなユーザはOpenVPNに対応しているところの方がいいかもしれない。(PPTPはセキュリティ的に少し不安があるし、IPSec/L2TPはUbuntuなんかではイマイチ親和性が良くないので。)
2.帯域
もちろん広いほどいいけど、帯域制限があるかどうかが重要。とはいっても敢えてリミットがあると言っているところは少ないけど。
3.同時接続数
最近は複数のデバイスからの接続を許しているVPNプロバイダも多い。スマフォでつなぎながらPCから、という使い方もすることはあるだろうから、2〜3同時接続ができる方が便利。
4.ゲートウェイの数
ゲートウェイの数が少ないと多くのユーザーが特定のゲートウェイに集中することになるので、これは多い方がいい。ただ、あまり広げすぎていて個々のゲートウェイの帯域が狭い、という問題もあるのでその辺りの情報を公開しているプロバイダの方がいい。大抵のVPNプロバイダはいろいろな地域にゲートウェイを持っていることが多いけどこれはお好みで。他の地域のゲートウェイを使いたいという目的がある場合は接続を任意に切り替えることが許容されるかもチェック。
4.ログのポリシー
違法なことをするんじゃないんだからログを気にする必要はない、というのはある意味楽観的で、どのようなポリシーでログを保持して、開示しているのかを調べるのは重要。
基本的にはこの記事にあるようなVPNを調べてみることから始めてみるといいかもしれない。