Linuxの作者Linus Torvaldsにより作られた分散バージョンコントロールシステムであるGitですが、最近Windowsでも使い物になるようになってきているようです。

ちなみにWindows版は公式サイトよりダウンロードできますが、サポートされているものはCygwinのもののようですが、Cygwinがいらないmsys版も公開されています。

TortoiseSVNみたいなものも開発ははじまっているもののまだまだ開発初期であるため、現状安定しているのは専用のGUIとなります。(msys版に同梱)

一応日本語化されていますね。

尚、分散バージョンコントロールとしてはMercurialよりも安定して動く感じ。(Mercurialの場合は、メモリの確保方法に問題があるのか一定以上のファイルサイズになるとエラーを出して止まってしまいます。)

特に大きなデータがある場合にはSubversionに比べても比べものにならないほど速く動作します。

gitの特徴はバージョンのコントロールはハッシュ値を元にして行われます。

分散バージョンコントロールである関係上、コミットの他にプッシュはプルなどのオプションなどがあります。

つまり、ローカルにコミットする他に、他のリポジトリにそれをプッシュしたり、また、他のリポジトリの変更を取り込むという方式となります。

伝統的なバージョンコントロールと違い、サーバ・クライアントの関係ではなく、それぞれのユーザーが同位でリポジトリを持つため、サーバ・クライアントモデルで動かすにはただ単に約束事として、一つのリポジトリをサーバとして決めることになります。

現在、テスト的に運用を行っていますが、非常に調子よく動作しています。

分散バージョンコントロールを探している人は試してみるといいかもしれません。